さかきばらNews安心、信頼、満足の医療。寄り添う21世紀の病院

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コロナ禍を契機に、世の中が変りつつあります。人口減少社会における働き方改革、温暖化防止/環境保全、デジタル化推進、情報通信の高速化だけでなく、病院再編や医師の偏在、社会保障費の抑制策など医療を取り巻く環境も大きく変化しています。地域に目を向ければ、認知症と独居老人の増加、巣籠生活~体力の低下、受診抑制~病気の発見の遅れなどが問題視されています。医療現場では心臓病・大動脈疾患をはじめ、救急医療の充実が一層重要になっています。
最近では、体への負担が少ない低侵襲治療や遺伝子治療が脚光を浴びています。医療の高度化と専門分化が進む一方、極めて狭い領域しか診療できない専門的すぎる医師では、高齢化とともに病気の併存が多くなる地域医療を支え切れません。コスト対効果を考え、ある程度幅広く診療できる医師でなければ、地方の医療は支えられません。数少ない有能な人材と限りある財源を上手にやり繰りするためには、病気の早期発見・早期治療に役立つ診療情報だけでなく、病気にならない未病対策や治療後に元の生活に復帰するなどのさまざまな取組みが必要です。地域の実情に合致した地域包括ケアシステムの構築が求められています。

ネット社会ではフェイクニュースと呼ばれる偽情報が氾濫し、正確な情報の見極めは容易ではありません。地域医療を支えている現場の病院からしっかりと的確な情報を発信し、正しい病気の理解と関係者の連携に役立つ情報共有が必要であると感じています。文字ばかりでなくイラストや図表を活かして、読みやすく役立つ広報誌「さかきばらNews」を2021年4月より発刊します。
病客さまに寄り添い、心臓病センター榊原病院ならではの情報をお届けします。

発行人
榊原 敬
発行所
心臓病センター榊原病院
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